ひとり陰湿

、について

学生時代、授業で作文か論文かなにかを書いて、それを教師に見せたとき、開口一番に「(句読点の)”、”が少ない」と言われた。てっきり内容についていろいろ言われるのかと思ったので、拍子抜けしたのと同時に、こんな基本的なこともできないのか、とショックを受けた。そのおかげで”、”についてはかなり気を使うようになってしまった。

このホームページに文章を書く時も、例外ではなく気を使っている。文章を書いてから、もう一度読み返す時、必ず何個か”、”を追加する。そうすると、自分の中では少し多いくらいの分量になる。でも自分のちょうどいい加減が、他人には少なく感じると思い込んでいるので、それでいいと思っている。だから人によっては「太田の文章は”、”が多すぎる。センスゼロだ」と思っている人もいるかもしれない。または「なにが”自分の中で多い”だ。こんなに”、”が少ないんじゃお経だよ、馬鹿」と憤慨している人も、いるかもしれない。正直そこのところをかなり知りたいので、アンケート取りたいくらいである。でもアンケートを取ったところで「そんなこと、どうでもいい」と言う人が大多数だろうから、やっても無駄だろうけど。

だからと言うわけじゃないけれど、太田は携帯のメールにも”、”を使う。はっきり言って携帯のメール打つのに”、”を使う人なんて、太田の周りにはにいない。”。”を使う人だっていない。たいていの人は”、”や”。”を使うべきところで、絵文字やら顔文字を使う。それが間違っているとか言うつもりはない。でも太田個人としては自分のメールには極力絵文字は使いたくない。自分の喜怒哀楽は、文章できっちり表現したいのだ。絵文字を使うとどうしても”逃げ”という感じがしてしまう。それに”笑顔7割怒り3割”なんて感情は、絵文字じゃどうしても表現できないしね(なんだそりゃ)。だから周りからは、冷たい感じがするだの、時代遅れだの好き勝手言われてしまうのだ。

でも、あの絵文字の笑顔のマークは、どうしても腹のそこが見えないんだよな。本当は怒ってんじゃないの?と言いたくなる。

(2009年1月01日更新)

by 太田ルイージ

コメントを書く

名前:

コメント(500文字まで):