ひとり陰湿

味噌汁が

先日とある食堂で昼食をとっていたときのことである。カウンターにすわりオーダーしてからぼんやりと厨房を見ていた。ふと店員の動きを見ていてギョッとした。味噌汁が機械から出ていたのである。

えーとなんて言えばいいのかな。よく高速のSAなんかで、水を飲むときなどに機械の下の部分にコップをおいて、ボタンを押すと上から注いでくれるやつ。気がきいているのだと、お茶なんかも出たりする(給水機と言うんだそうだ)。それが水ではなく、味噌汁が出てくるのだ。店員は当たり前のように無造作にお椀を置き、軽くボタンをを押す。これって今どきもう珍しくもないことなのだろうか。

おもしろがってしばらく見ていると、どうやら初めに味噌が出てきて、後からお湯がつぎ足されるようだ。つまりあの機械の中には、2つのタンクが入っているということだ。すばらしい。

でも考えてみると、味噌汁を機械から出すなんてどうなんだろうと思う。ネギとかが管に詰まったりしないのだろうか。あと乾いた味噌がくっついて、臭くなったりしないのだろうか。水やお茶と違って手入れも大変そうだ。これ以上考えると食べる気をなくしそうだ。

実は、自分が知らないだけで、いろんなものが機械から出ているのかもしれないね。コーンスープとか、カレーとか、きつねうどんとか、麻婆豆腐とか・・・。

この話にはオマケがあります
(2009年1月01日更新)

by 太田ルイージ

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