ひとり陰湿

作者は自分の悪口を言うな

漫画を単行本で読んでいると、話と話の間に本編とは全く関係のないことが書かれていることがある。日記や近況報告だったり、読者とのQ&Aだったりと内容は様々で、読む側に別の楽しみを与えてくれる。ただ太田はその中で1つだけどうしても我慢できないことがある。それは、作者がストーリーの内容や登場キャラクターについて語るという行為である。

例えばストーリーが盛り上がってるところで、「ここのストーリーは本当はこうすべきでした。」と言われたらどうだろうか。お気に入りのキャラクターについて「あれは○○のパクリです」と書かれていたらがっかりしないだろうか?自分が気に入った部分をそういう風に否定的に語られたら、それをいいと思う自分の感性が否定されたように思えてくる。もしそれが友達だったら「ばかっ!脳なし、ここの部分の良さがわからないなんて死んだほうがいい」と言い返し、議論に発展したりするのだが、作者の絶対的な言葉だったらそうはいかない。

以前某人気漫画を読んでいたとき、あまりに否定的なコメントが多かったので、すっかり嫌になってしまったことがあった。おそらくその時の作者の心理状態もあったのだろう。あそこのストーリー展開はああするべきではなかった、ということが平然と書かれていた。ああするべきでないストーリー、てなんだよ!と思うとともに、自分の作ったものに対しては可能な限り語らないようにしようと心に決めたのである。やっぱり作品というのは作者の手を離れたら、どうこう言ってはいけないものだと思う。「これって○○のパクリでしょ?」と質問されたら「ご判断にお任せします」と肯定も否定もしないのが正しい答えなのだ。受け手が「ひどい」と言ったらそれは本当にひどいものだし、「素晴らしい」と言ってくれたら素晴らしいものに間違いないのだ。

先日自宅に友人を招いて飲み会をやったのだが、太田は酔った勢いでPCを立ち上げ、自分のサイトをみんなに見せた。そうすると、ひとりの友人が漢字の誤りを指摘した。確かに見てみると自分でもびっくりするくらい一ヶ所に誤字がかたまっていた。普通に文字を入力すれば、ありえないレベルである。すると別の友人が「いや、これネタでしょ?」と聞いてきた。あまりにもひどいので、狙ってやったと思ったのである。しかし不意をつかれた太田はつい「いや、これは誤字」と認めてしまった。後から思うと答えてはいけない質問だったと、反省した。太田が認めたために、もはやそれは完全に間違いになってしまったのである。・・・とは言うもののおもしろかったので、今でも直していないのだけど。

ただこの「ひとり陰湿」については誤字は100%誤りである。誰かボランティアで校正係をやってくれないだろうか・・・。

この話にはオマケがあります
(2010年1月29日更新)

by 太田ルイージ

コメントを書く

名前:

コメント(500文字まで):